2008-06-06

TROY Folding Battle Sight

TROYのフォールディング・バトルサイトはアイアンサイトのデファクトスタンダード。画像のフロントサイトはHKスタイルのFBS-A4F-BLK。ポスト(照星)をサークル状のガードがカバーする。ポストはM4形状。エレベーションの調整が可能で.50MOA/1クリック。サイト本体は航空機グレードのアルミ材にタイプ3ハードコート+テフロンコート、ネジなどのスモールパーツはステンレス製。フォアーアーム(MIL-STD 1913)にマウントする。シェープがたいへん美しい。
リアーサイトはSKD(米国の有力タクティカルショップ)が独自の改良を施したFBS-RA1.SKD。ベースとなったFBS-RA4との違いは後記するが、全体のシェープや基本的なスペックは共通。Dualアパーチュアでウインデージの調整が可能。.50MOA/1クリック。アパーチュアを左右のウィングがカバーする。フロントサイトと共通のデザイン。
アパーチュアはA2とは異なる独自のモノ。約150°の角度が付いている。切り替えは手動。ラージアパーチュアが標準で、この状態でないと折りたためない。
左側のプッシュロッドを押し込む事でロックが解除されサイトが倒れる。新品時のプッシュロッドはかなり硬く女性の指では無理かも。起こす際はサイト本体を持ち上げるだけ。90°の位置でロックが掛かる。起・倒どちらの位置でもブレは無く大変精度が高い。
倒した状態の画像。この状態の高さはフロントが0.5インチ、リアが0.46インチ。他の光学サイトの邪魔にならない。F/Rとも前→後方向に倒れる。
実はリアサイトはこの位置ではまずい。実際はフラットトップレーシーバーの最後端、チャージングハンドルに掛かる位置でないと、アパーチュアのガードがレールにぶつかり完全に折りたためない。
これが正しい位置。
サイトの取り付けはマイナスドライバーで行う。バックアップ用のサイトなので頻繁な脱着は無いが、あまり作業性は良くない。緩みに対する対策もとくに考慮されていない。取り付けの際はネジロックの使用がお勧め。
左はSKDバージョン、右がオリジナルのバトルサイト。アパーチュアを調整するダイヤルのロックが違うのが判るだろうか?オリジナルはロックピンが丸頭で、ダイヤルを回す際にロックを解除する必要がない。SKDバージョンはロックピンが平頭なので、ダイヤルを回すにはピンの頭を弾の先などで押し込みロックを解除する必要がある。不注意でサイトが狂ってしまうのを防ぐための対策。軍や警察など、自分の銃を他人に預けなければならない環境にあるシューターに人気。
フラットダークアース

TROYはタイガーランドで
http://www.tigerland.co.jp/

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