2008-06-10

Tube, Tube, Tube

左からCMT、VLTOR、LMT、ノーブランド、DPMSのバッファーチューブ。”レシーバーエクステンション”とも呼ぶ。CMT、VLTOR、LMTはミルスペックチューブ、他の2本はコマーシャルチューブ。ミルスペックチューブは直径1.14インチ(28.96mm)、コマーシャルチューブは直径1.17インチ(29.72mm)と規格されている。このためコマーシャルチューブにミルスペック用のバットストックを使用することは出来ない。その逆は可能だが若干ガタがでる。またミルスペックチューブは太さ以外に長さ(182mm)も規格されているが、コマーシャルチューブの長さはメーカー・モデルにより様々。異なるメーカーのチューブとストックの組み合わせでは、短くセットした時にバット(銃底)にチューブが出っ張る事がある。
CMT製のバッファーチューブ。ミルスペックの6ポジション。チューブ直径は29.2mm、内径25.35mm、凸の幅は12.5mm、凸の高さは36.6mm。チューブ後端は角が落とされている。アルミ製で陽極酸化処理、艶のないマットブラック仕上げ。
VLTORの#RE-1、M4カービン(CAR15)用のバッファーチューブ。VLTORではAR10用の#RE-10やショットガンに使用するストレージ機能付きの#RE-2などのパイプも発売している。ミルスペック。ポジションはスタンダードな5ポジションで、前後に82mm移動できる。チューブの直径は29.1mm、内径25.4mm、凸幅12.35mm、凸高36.5mm。
チューブ後端には同社マークの刻印。チューブ上面に1から5のナンバーが印字され、同社のバットストックを使用すると位置が数字で確認できるギミックあり。アルミ製で陽極酸化処理、艶のないマットブラック仕上げ。
LMT製のバッファーチューブ。チューブの根元が一段絞り込まれた独特のデザイン。ミルスペックの6ポジション。チューブ直径29.1mm、内径25.3mm、凸幅12.6mm、凸高36.75mm。チューブが絞り込まれた部分の直径は28.8mmで、この部分に取り付けるオプション(スリングアダプターなど)を使用する際は注意が必要。
ポジション決めの6個の穴のうち後ろ3つは小さく貫通していてバッファーの圧を逃がす構造となっている。アルミ製で陽極酸化処理、艶のないマットグレー仕上げ。
ノーブランドのコマーシャルチューブ。XM177を再現するためリブ無しのバットストックを購入した際についてきたチューブ。でも何故かコマーシャル規格だった(涙)。全長はミルスペックと同じ182mm。3ポジション(収納時の位置を含めると4ポジ)。チューブ直径29.75mm、内径25.3mm、凸幅12.45mm、凸高37.45mm。アルミ製で陽極酸化処理、艶有りブラック仕上げ。
DPMSのバッファーチューブ。同社のPardus(バットストック)付属のチューブ。6ポジションのコマーシャル規格で全長がmmと長い。チューブ後端もバットの形状に合わせて傾斜している。チューブ直径29.7mm、内径25.35mm、凸幅12.2mm、凸高37.4mm。アルミ製で陽極酸化処理、艶のないマットブラック仕上げ。
ミルスペックとコマーシャルでは寸法の違い以外に凸の形状が異なる。ミルスペックに比べコマーシャルの凸はチューブにつながる曲面がなだらか。またポジション調整用の溝の深さも若干異なるが、こちらは運用にはあまり影響しない。小さな穴はバッファーが前後することによって生じる圧を逃がすためのモノ。
CMT、VLTOR、LMTの後端。共通の規格だがサイズは許容誤差の範囲内で異なる。このためストックとの相性が生じることとなっている。基本的には同じメーカーのチューブとストックの組み合わせがベスト。

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