2008-06-05

Trijicon TA01NSN

Trijicon社製の対物レンズ32mm倍率4倍のオプティカルスコープ。ACOGはADVANCED COMBAT OPTICAL SHIGHTの頭文字。1996年、アメリカ軍特殊部隊のM4カービン向けに採用される。ベースとなるTA01にバックアップ用のアイアンサイトを追加。米軍の要望に合わせレティクルとカラーを変更し、M4フラットトップ用のマウント(TA51)を標準装備したモデル。NSN:240-01-412-6608 レティクルは標準的なクロスヘアレティクルで、M4A1+5.56NATO弾に最適化され0-600mの射撃に対応。クロスヘアの欠点とされる夜間や暗い屋内では内蔵のトリチウムが発光し照準を可能にしている。トリチウムは電源などの動力無しで自己発光する放射性物質。ガラスチューブに密閉され放射能漏れの心配は無い。半減期は約12年。スイッチなどは無く常時発光しているが昼間の照準では認識できない。
現在出荷されるTA01NSNはPelican社製のハードケース(TA88)入り。防水で多少重いが大変強固。保管・移動時のダメージを気にする必要がなくなった。以前はTrijiconオリジナルのプラケースだったが、品質が悪く、あまり評判は良くなかった。
商品一式:本体(TA01NSN)、ケース(TA88)、レンズキャップ(TA52)、レンズペン、ACOG説明書、カタログ、ステッカー。
接眼レンズ側から見たTA01NSN。リアアイアンサイト(照門)は黒でなく多少グレーがかっている。本体への固定は2本のヘキサゴンボルト。レアアイアンサイトを取り外し、MS10などのマウントに変更する事も可能。なおリアアイアンサイトのみの販売はされていない。
フロントサイトのアップ。フロントサイトにもトリチウムチューブが埋め込まれていて発光する。フロントサイトはメーカーのよる組み込みでフィールドでの取り外しは不可。単体での販売もされていない。
Trijiconの製品は全てシリアル番号で管理されている。TA01NSNでは本体(プリントと打刻)とアイピース、ケースにシリアル番号が入る。同然この3つは同じ番号。(画像はモザイク処理してあります)
調整部分のアップ。調整用のダイヤルはそれぞれ金属性のキャップで保護されている。シールするOリングの色は赤(朱色)。調整にはマイナスドライバーかコインを用いる。1クリックで0.3インチ/100ヤード。アイピースと本体の接合部分に前出のシリアル番号が見える。
マウントを裏側から見た画像。サイト本体とマウントは2本のマイナスネジで固定される。マウントを左右反転して取り付ける事も可能。また別のマウントを用いてM4A1以外の銃に取り付ける事も出来る。
レティクルはクロスヘアー。日中は黒だが、夜間は中央がイエローに発光する。

Trijicon TA01NSN はタイガーランドで
http://www.tigerland.co.jp/

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