2008-06-10

Aimpoint CompM4

AIMPOINT CompM4は米陸軍のM68CCOの最新モデル。CCOはClose-Combat Opticの頭文字。基本的なスペックは下記のとおり
レティクルサイズ:2MOA
バッテリータイプ:AA(単3電池)
バッテリーライフ:DAY 80,000時間 / NVD 500,000時間
輝度調整:NVD 7段階 / DAY 9段階+ウルトラブライト
重量:335g(本体のみ265g)
使用温度:-45度~71度
耐水圧:45m
M2、M3、M4と進化を重ねたAIMPOINTのパッシブレッドドットサイト。基本性能の向上はもちろんだが、CompM4で大きく変わったのは一体になったマウントと使用電池の変更(単3電池)。世界中どこにでもある単3電池、しかも約5年も使えるとなれば補給の問題もほぼ解決で軍にとっては嬉しい改良。
レンズカバーはビキニタイプのラバーキャップが付属。紛失の危険はあるがフリップアップ式のカバーのように視界を妨げる事はなくなった。またx3Magの併用時にも都合が良い。
以前はオプションだったKillFlashも付属する。取り付けはAIMPOINT共通のねじ込み式。交換は少々面倒だがKillFlash自体は薄く携帯にかさばらない。
対物レンズ側から見た画像。レンズにはAIMPOINT独自のバンドパスコーティング(band-pass coating)が施され、余計な光線は遮断しつつ赤色光をほぼ100%透過する。これは赤外線~近赤外線を利用する第3世代NVDの使用時に特に有効で、従来のモデルに比べ大変明るい。
接眼レンズ側から見た画像。右上は輝度調整のロータリースイッチ。画像の位置はOFFポジション。右回りで約330°、16+1段階で徐々に明るくなる。ただしNVDモードの7段階ではDOTはほとんど目視できない。スイッチはカチッカチッとクリック感のあるタイプ。最後の+1段階はウルトラブライト。
マウントはM4フラットトップレシーバーに適したハイマウント。
マウント、スペーサー、サイト本体は底面から2本のネジで固定される。スペーサーを外して高さを変える事も可能。そのための短いネジも付属する。
マウントの固定ノブはテンション調整の付いたタイプ。一定のテンションまでは普通に回せるが、それを超えるとノブのクラッチが外れそれ以上絞まらなくなる。
使用電池は市販のアルカリ単3電池。新開発の回路(Super ACET technology)により日中モードで80,000時間(約5年間)、NVDモードなら500,000時間ものロングライフを実現。
レティクル調整部。カバーの取り外しとレティクルの調整は共にコインで出来る。カバーは紛失防止のホルダー付き。1クリック=16mm/100m。
刻印関係はシンプルなもの。ボディー左にAIMPOINT、白の印字でCompM4、シリアル、Made in Sweden。右側には電池収納部にAIMPOINT。
KillFlashを装着すると約15%ほど暗くなる。画像では網目が見えるが撮影機器の関係で写ったもの。肉眼ではほとんど気にならない。

CompM4はタイガーランドで販売中
http://www.tigerland.co.jp/

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